ワーゲン ゴルフ５ GTI ミッション不良 DSGメカトロニックユニット交換 文京区 「鈴岩オート」 外車・輸入車もOK

ワーゲンゴルフGTIご入庫頂きました。いつも大変お世話になっているお客様のお車で今回はミッション不良にてご入庫頂いております。症状としてはリバースに入れても動かない、Dレンジで１～2速しか入らずシフトアップしていかないといった状態です。

画像では判りませんが、メーター中央のインジケーター（赤い部分）が点滅していてトランスミッション系統に異常があることを示しています。

エラー内容を確認するため、取り敢えずAUTELで診断。メカトロニックユニットのソレノイドバルブNo2が不良と出ています。

取り敢えずメカトロニックユニットを取外し、ソレノイドバルブの導通確認を行ってみますが得に異常が見当たらない状態です。

ユニットをオーバーホールして再度組み上げましたが、残念ながら症状は改善されませんでした。メカトロニックユニット本体やソレノイドバルブを販売供給している海外の業者に問合せしてみたところ、この年式の湿式6速DSGメカトロニックスの場合、ソレノイドバルブ不良でフォルトコードが出ていてもトランスミッションコントロールモジュールTCMが壊れているケースがほとんどでユニット自体を新品かリビルト又は中古品に交換するしかないとのことでした。国内新品ユニットの金額が291,000円、ドイツから直接かっても20万円少々と結構な金額になってしまいますので、今回は中古品にて交換することにしました。

購入したミッションはグレード・型式・ミッションハウジングが異なるのでミッション全体をそっくり交換することはできませんが、メカトロニクスのタイプは同じものなのでユニットだけを交換することにします。

こちらがもともとついていたメカトロニックユニットのTCM。

こちらは購入した中古ミッションから取外したTCM。

早速メカトロニクスを交換してミッションを組み上げていきます。

車両へ装着完了。この状態だとミッションが正常に作動しないので、新しいメカトロニクスユニットのハードウェアに適合したファームウェアーを海外の供給業者から購入しトラクションコントロールモジュールのフラッシングを実施。

フラッシング後、メカトロニクスのアジャストメントを行い作業完了です。ミッションの変速もスムーズになり快適に走行できる様になりました。作業のご依頼を頂き誠に有難うございました。

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